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再びパリを歩く

アルル国際写真フェスティバルの旅 12日目

ポンピドーセンター

朝食後、9時半過ぎにメトロを乗り継いでRambuteau駅へ。アルルで知り合ったフランス人ブルーノの展覧会がMartin通りで開催されているとのことだったので、探して行ってみることにした。地図で確認するとポンピドーセンターのすぐ近くらしい。早めに行ってポンピドーセンターを見てから彼の展覧会に行くことにした。

Martin通りには10時前についたが、開館は11時。建物の周りにあるオブジェを携帯電話で撮影したり、絵の前のカフェでオレンジジュースを飲んだりしながら時間を潰した。

10時半頃になるとポンピドーセンターの前は入場を待つお客さんで長蛇の列。慌てて私もその列に並んだ。

しかし並んでいる途中、泣きそうな顔をしたホームレスのおばさんからボロボロの新聞紙を売りつけられそうになり、「ノン!メルシー!」と目を見ずに答えた。最初はこういう風に話しかけられるとどうしていいかわからず、オロオロしていたがもう慣れた。

こんな風に冷たくあしらわないと、いつまでも本当にしつこい。人に対してわざわざ冷たく接するのは本当に疲れる。でもフランスでは仕方がないのだ。さきほどリヨン駅でも善良そうな若者に寄付を求められたがこちらも同様に無視。いちいちものすごくストレスだ。

開催中の展覧会は「カンディンスキー」と私の大好きな「アレクサンダー・カルダー」展。

カンディンスキーも好きだけれど、どれも見ているので途中から正直いって飽きて来た。ざっと一通り見てからいよいよカルダー展へ。高知にカルダー展が来た時ももちろん見に行ったが、今回はその時よりも規模が大きく、大型のワイヤーアートがたくさん展示されていた。

あまりに面白くて一人でにやけながら堪能した後、ミュージアムショップでお土産を買った。筒状のエスカレーターを上がったりおりたり。たっぷり2時間楽しんだ。

透明なエスカレーター。たのしい!!
上から降ろすとこんな感じ。

2時からブルーノの展覧会。時間がかなりある。あまり食べたくなかったけれど、時間つぶしにランチをすることにした。毎度のことながらメニューを見てもよくわからないので、一番安いセットメニューにした。

最初に出て来たのはアボカドまるごと一個とモッツァレラチーズまるごと1個をスライスしたサラダ。美味しいけれどあまりの量に苦しんでいると、今度はその2倍もある大皿にペンネ、キャベツのサラダ、トマトとパプリカのサラダが山盛り運ばれて来た。そしてその山のてっぺんに大きなサーモンが一切れのっている。

え?これが一人分?と思って周りを見渡してみると、とてもスリムなパリジェンヌたちが同じメニューをそれぞれ一皿ずつ平気な顔で食べている。アボカドも食べきれずにもたもたしているw足しにシェフがなんども見に来て、OK?と心配そうに聞く。大丈夫じゃないけれどOKと答えるしかなかった。なんとか葉っぱ類だけ口に押し込む。が、もうどうにもならない。

周りの彼女たちはすでに2皿目を平らげてデザートに入っている。え?デザートつくの?もう絶対はいらない。拷問か!と思い、シェフの姿が見えなくなった隙に急いでウェイトレスを呼んで「Check! Cdheck!」と急かして、ほとんど残したまま、デザートが出てくる前にお金を払って逃げて来た。おそるべし、パリのカフェ!

その後、残念ながら本人は不在だったけれど、想像していた通りの素敵な展覧会を単横してホテルに帰って来た。

部屋に帰る前にスーパーマーケットMONO PLIXに寄って炭酸水のペリエを買った。ホテルからほんの30秒のところだが、その間にホームレスの黒人の大男にがっちり腕を掴まれた。強い力で腕を掴んだまま。私に向かって”Madam,◯×△●□・・・”と大声で何か叫んでいるが、フランス語なのでもちろんさっぱりわからない。

もうこの2週間で疲弊し、フランスい疲弊し、恐怖を感じるにはあまりにも疲れ果てていた私は、腕を掴まれたまま彼が叫んでいるのを黙った突っ立って聞いていた。もう、本当に、クタクタだよ、と思いながら。

それから強く腕を振り払って、「ノン!」と一喝し、そのまま何事もなかったようにMONO PLIXへ。ペリエを買い、帰りも彼の前を通ってホテルに戻った。

ここは住みたいと思える国じゃない、とつくづく感じた。ホームレスが多いのも嫌だし、冷たく無視する自分もいや。

ホテルに帰るとファックスを渡された。明日ホテルまで迎えに来てくれる乗合バスの会社からで、時間などの確認の連絡だった。

これで、この旅のために私が一人で予約した全てのこと、ホテル、鉄道、乗合バス、全て順調にクリアしたことになる。あとは無事に飛行機に乗るだけ。

未知の世界に一人で飛び込んで、どうなることかと心配したけれど、なんとかなるものだな。悔やまれるんはアルルのタクシーのぼったくりだけ。

はやく日本に帰りたい。

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Published inアルル国際写真祭

3 Comments

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