アルル国際写真祭への旅 1日目
- バスがいない!
- 怖すぎる運転
- リヨン・バスティーユホテル
バスがいない!
思っていたほど長くはなかった12時間を飛行機の中で過ごし、ようやくパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着。私にとっては初めてのフランス、初めてのひとり旅。ドキドキしながら無事に荷物を受け取ったが出口がわからず、何人かのスタッフに聞きながらようやく16番ゲートにたどり着いた。
そこには予約してあった乗合バスのお迎えが待っているはずだったが・・・あれ?いない!!私が出口がわからずもたもたしている間に行ってしまったのかもしれない。どうしよう、と軽くパニック。約束の時間は過ぎていますし、30分待ってみましたがバスは来ない。
不安になってバスの会社に電話をかけてみた。聞こえてきたのはフランス語。まったくわからないので強気で英語で訴えた。「16番ゲートの前にいるのですが、バスを見つけられません!他にも16番ゲートってありますか?」大慌ての様子の私に電話の相手は”Wait. Wait, Madam”とゆっくりとした口調で落ち着かせ、5分か10分以内に到着するだろうと教えてくれた。これで安心!
突進してくるホームレス
しかしこの10分が長かった!私がスーツケースを横に置いてバスを待っていると、向こうからホームレスのおじさんがものすごい勢いで私の方に向かってくる。このままだと絶対にぶつかるので、必死にスーツケースを押しておじさんをかわす。かわされたおじさんはそのまま私をかすめて通り過ぎて行ったが、すぐにUターンして戻ってくる。そのたびに右に左にスーツケースを押して逃げ回る私。これは一体なんなの???
必死な私の方を冷めた目で見ている空港関係者のスタッフ。必死な目で「助けて!!」と訴えてみるも「知らないよ。絶対に関わりません。」という気持ちが伝わってくる。たぶんその時の私は誰の目にも恐怖で怯えきっていたと思う。が、本当に誰も助けてはくれない。すでに泣きそうだった。
ようやくバスが到着した時は心底ほっとした。車に乗ると既に何人かの日本人が乗っていて、一安心。この乗合バスは予約時に誰がどのホテルで降りるのか全て把握しているので、あとは黙って乗っているだけ。予約しておいてよかった!
怖すぎる運転
ホッとしたのもつかの間、走り出した途端ものすごい荒い運転に全身振り回された。すぐにしっかりシートベルトをしたがそれでもグワングワンゆれる。この時、バスを予約した時に送られてきた説明書を思い出しました。
- 習慣などの違いで運転に不満を持たれる方もいると思いますが、国の違いと思うようにしてください。
- ただ、同じドライバーに複数のクレームがあった場合には会社としても対処いたします。
ということは、この荒々しさは普通のことなのね?と気を取り直してシートにできるだけしがみつき、外を眺める。憧れのパリ。
ん?汚い?!ゴミだらけじゃないですか!!ゴミと落書きにあふれている街、というのが私のパリの一番最初の印象だった。
リヨン・バスティーユホテル
でも到着した「リヨン・バスティーユホテル」は素敵だった。決して広くはないが、大変清潔でとにかく気持ちがいい。フロントのスタッフもみんな英語が喋れるし、感じのいい人ばかり。リヨン駅まで2、3分の距離だし、このホテルにしてよかったと心から思った。



それから美しい時計台があるリヨン駅あたりを散歩しながら、夕方までの時間をのんびり過ごした。しかしたった2、3分の間にたくさんのホームレスに声をかけられ、おびえながらひたすら無視して逃げながら歩いた。初日からこの調子。先が思いやられる。
Hotel Lyon Bastille
1泊95ユーロ
朝食c9.5ユーロ
3rue Parrot
Paris 12eme
75012 France
Mail:reservation@hotellyonbastille.com
tel:33(0)1 43 43 41 52
リヨン駅を背にバス停向かいの道を進み 一つ目の角を左へ。右手すぐ。 ホテルをでてすぐ右手に信号。 渡ってすぐ左手にスーパー”MONOP” 広くはないが清潔で気持ちの良いホテル。 スタッフは皆英語OK
2日目→
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